使い方

クロスレートの計算方法

USD建ての2つのレートからEUR→JPYを算出

2026年10月29日 · 読了時間:3分

EURからJPYへのレートは、USDあたりのJPYをUSDあたりのEURで割ると求められます。これはクロスレートと呼ばれ、第三の通貨を介して求める2通貨間のレートです。この計算ではUSDを介します。

USDを基準に両通貨のレートを取得

基準通貨をUSDとしてEURとJPYのレートを取得します。どちらもドルあたりのユーロ、ドルあたりの円という同じ向きが必要です。USDあたりのEURは、1ドルで得られるユーロの量です。

APIはすべての通貨をUSD建てで提示します。この2つがEURからJPYへの計算の入力値です。精度を保ち、同じ時点のレートを使って条件をそろえます。

シェル
curl "https://api.exchangerate.dev/v1/latest/USD?symbols=EUR,JPY"

USDあたりのJPYをUSDあたりのEURで割る

計算式はEURからJPY = (USDあたりのJPY) / (USDあたりのEUR)です。受け取りたい通貨を分子に、元の通貨を分母に置くと、ユーロあたりの円が求められます。

USDあたりのJPYにEURあたりのUSDを掛けても計算できます。EURあたりのUSDは逆数で、EURあたりのUSD = 1 / (USDあたりのEUR)です。どちらも同じ入力値から同じクロスレートを求めます。

ユーロの金額にクロスレートを掛ける

2026年10月29日 20:47 UTCの単一のAPIレスポンスに基づく数値例です。USDあたりのEURは0.89407、JPYは157.660です。157.660を0.89407で割ると、EURあたり176.340 JPYになります。

1,000 EURなら、1,000に176.340を掛けます。円単位に丸めた換算額は176,340 JPYです。

ユーロの金額にユーロあたりの円を掛けます。JPYには補助通貨単位がないため、最後に円単位へ丸めます。入力レートと算出したクロスレートは、掛け算が終わるまで精度を保ちます。

手順計算結果
USDあたりのEUR1 USD = 0.89407 EUR1 EUR = 1.11848 USD
USDあたりのJPY1 USD = 157.660 JPY1 JPY = 0.006343 USD
EURからJPYへのレート157.660 ÷ 0.894071 EUR = 176.340 JPY
1,000 EURのJPY換算額1,000 × 176.3401,000 EUR = 176,340 JPY

EUR基準のリクエストと比較

基準通貨をEURとしてJPYをリクエストし、同じ時点のJPYの値と計算結果を比べます。両リクエストが同じ時点なら結果はほぼ一致しますが、丸めによって末尾の桁が異なる場合があります。

APIはUSDを介してこのペアを算出するため、レスポンスのderived_symbolsは["JPY"]です。source、market_session、timestamp、data_updated_atと、「参考レート、決済には使用できません」という注意書きもあります。

比較時はレートと併せて時刻フィールドを確認します。時点が異なると計算の入力値も変わります。

シェル
curl "https://api.exchangerate.dev/v1/latest/EUR?symbols=JPY"

計算結果が変わる間違い

USDあたりのEURをUSDあたりのJPYで割ると、逆のJPYあたりのEURになります。

割る前に単位を確認します。特に、USDあたりのEURをユーロあたりのドルと読み違えていないか確認してください。

午前のレートと午後のレートを混ぜると、異なる時点の値を使うことになります。

入力レートを小数点以下2桁に丸めてから割ると、金額を換算する前にクロスレートが変わります。レートの向きと時点をそろえ、最終金額で丸めます。

自分で計算する場面

両通貨のUSD建てレートがあり、その関係やAPIの結果を確認したい場合は自分で計算できます。USDを含まないペアはAPIがUSDを介して算出するため、基準通貨をEUR、取得通貨をJPYとして直接リクエストできます。

キーなしの上限はIPごとに毎分10回、毎時100回で、レートは15分遅延します。無料プランも15分遅延し、有料プランはリアルタイムです。

数値は参考用の市場仲値で、決済や取引には使えません。銀行、カード、送金サービスは独自のスプレッドや手数料を適用するため、実際の受取額はクロスレートによる計算額と異なります。

よくある質問

分子にはどちらのレートを置きますか?

EURからJPYへ換算する場合は、分子にUSDあたりのJPY、分母にUSDあたりのEURを置きます。割るとEURあたりのJPYが求められます。逆に割ると、逆数のJPYあたりのEURになります。

割り算の代わりに掛け算でも計算できますか?

USDあたりのJPYにEURあたりのUSDを掛けても計算できます。EURあたりのUSDはUSDあたりのEURの逆数なので、USDあたりのJPYをUSDあたりのEURで割るのと同じ結果になります。

JPYが算出値として記載される理由は?

APIはすべての通貨をUSD建てで提示します。基準通貨をEURとしてJPYをリクエストすると、USDを介してペアを算出し、レスポンスの`derived_symbols`にJPYを記載します。

送金の受取額と一致しますか?

銀行、カード、送金サービスは独自のスプレッドや手数料を適用するため、受取額は異なります。クロスレートは参考用の市場仲値に基づき、決済や取引には使えません。

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