上乗せ率は、参照レートから明細レートを引き、参照レートで割って求めます。USDで請求され、EURを受け取る取引では、両方をUSD当たりのEURにそろえます。結果は明細レートが参照レートを下回る割合です。明細の合計額を比較する前に、別途手数料も確認してください。
USD当たりのEUR参照レートを取得する
ratesのEURの値を参照レートに使います。APIは各通貨をUSD基準で返すため、この値はドル当たりのユーロ受取額です。明細の確認とレート計算でも、この向きをそろえます。
最新レートの各応答にはsource、market_session、timestamp、data_updated_at、ratesと、「参考レートです。決済には使えません。」という注意書きがあります。観測時刻はdata_updated_atで確認します。取引時刻に近い参照値で、比較する時点をそろえてください。
EURからUSDのレートはEUR当たりのUSDです。ここで使うUSD当たり0.89534 EURは、リンク先のレートの逆数です。
curl "https://api.exchangerate.dev/v1/latest/USD?symbols=EUR"EUR受取額をUSD請求額で割る
明細レート = EUR受取額 / USD請求額で計算します。単位は参照レートと同じUSD当たりのEURです。両替自体の金額を使い、別途手数料を確認してから計算してください。
明細にレートが記載されていれば、その向きを確認します。EUR当たりのUSDなら、逆数にしてUSD当たりのEURと比較します。向きが逆のままだと計算結果が変わります。
レートの差を参照レートで割る
上乗せ率 = (参照レート - 明細レート) / 参照レートを使い、結果を百分率で表します。比較基準となるUSD当たりのEURに対して、どれだけ下回るかを測るため、分母は参照レートです。
明細レートが低いほど、同じドル額で受け取るユーロは減ります。EUR額でも計算できます。同じUSD額を各レートで換算し、参照額から明細額を引いて、参照額で割ります。
USD請求額で差を計算する
数値はdata_updated_atが2026年10月29日 17:11 UTCのAPI応答に基づく計算例です。取得した参照レートはUSD当たり0.89534 EURで、小数点以下5桁で表示しています。
カード明細のレートをUSD当たり0.86848 EURと仮定します。参照レートより3%低い、計算用の例示値です。特定の事業者のレートではありません。表示された参照レートに0.97を掛け、小数点以下5桁に丸めています。
1,000 USDの請求に対し、参照レートでの換算額は895.34 EUR、例の明細換算額は868.48 EURです。計算には表示レートを使います。差額26.86 EURを参照額で割ると、上乗せ率は3.00%です。
| 手順 | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
| 参照レートでの換算額 | 1,000 × 0.89534 | 895.34 EUR |
| 明細の換算額(例) | 1,000 × 0.86848 | 868.48 EUR |
| 差額 | 895.34 − 868.48 | 26.86 EUR |
| 上乗せ率 | 26.86 ÷ 895.34 | 3.00% |
レートの上乗せと別途手数料を確認する
カードには為替レートに加えて手数料がかかる場合があり、明細の合計額への負担はレートの上乗せ分を超えることがあります。取引を評価する際は、レート差と別途手数料をそれぞれ確認します。
銀行、カード、送金サービスは独自のスプレッドと手数料を適用します。参照値は参考用の仲値で、決済や取引には使えません。計算の基準には参照値を使い、実際の換算額と請求額は明細で確認します。
レートの遅延を踏まえてアクセス方法を選ぶ
キーなしではIP当たり毎分10回、毎時100回までリクエストでき、レートは15分遅延です。無料キーは月5,000回、毎分10回まで使えます。無料レートも15分遅延で、有料プランはライブレートです。
どのアクセス方法でも、レートとdata_updated_atを確認します。応答時刻とレートの観測時刻は異なります。取引時刻と比較するのは観測時刻です。